介護職員が活躍出来る職場は多く存在しますが、その1つが障害者施設です。障害者施設では、足や手が不自由な人や言語障害などで一人で生活するのが困難な人が多く在籍しています。そこで、障害者施設で働く時に意識する事の1つが施設を利用する人それぞれに応じた対応が必要だという事です。障害者といっても、人によって障害がどこにあるのか違うので、同じように対応していると場合によって間違った対応をしてしまい上手く介護する事が出来ないでしょう。
例えば、足が不自由な人を介護する時には、その人が転ばないように体を支える事が必要です。特に段差がある所を一緒に歩く時には、足のバランスが悪くなる可能性が高いので、しっかりと体を支えながら一緒に歩くようにするのです。また、耳が不自由な人の場合だと、音を上手く聞きとる事が出来ないので基本的には手話で会話していく事になるでしょう。つまり、耳が不自由な人を上手く介護するためには手話をマスターする事が必要不可欠だという事なのです。ただ介護していくだけでなくて、障害者と上手くコミュニケーションを取る事も障害者施設で活躍するためのコツです。もし、手話が出来ない場合は、耳が不自由な人とコミュニケーションを取るのが難しいこともあるので、介護をしてく時に支障が出るかもしれません。また、知能障害の人が相手だとこちらの意思が上手く伝わらないことも多いことでしょう。その時に粘り強く工夫してコミュニケーションを取って、こちらが相手の気持ちを理解していく事が必要です。